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ライオット(RIOT)、テキサス大型リースの相手先をAnthropicと開示

公開 文: 出典: Bitcoin Magazine、CoinDesk、The Defiantコメント
ライオット(RIOT)、テキサス大型リースの相手先をAnthropicと開示
画像: AI生成イラスト

ビットコインマイナーのライオット・プラットフォームズ(RIOT)は、テキサス州コーシカナのデータセンター用地で進める約280億ドル規模のリース契約の相手先が、AI企業Anthropicであることを四半期報告書で明らかにした。Bitcoin Magazineによると、ライオットは建設費の一部を相手先に払い戻す義務を負い、資金調達ができない場合は年12%の利息を伴う家賃控除に切り替わる条項も含まれている。

この記事のポイント

  • ライオットは四半期報告書で、大型リースの相手先がAnthropicであることを明記した
  • リースは15年間で総額約280億ドル、対象は910MWのIT容量
  • 建設費の払い戻しは最大約36億ドルで、資金調達が難しい場合は年12%の利息が加わる
  • 設備の引き渡しは2027年6月から2028年7月にかけて3段階で行われる予定
  • ライオットは今後もマイニングで得たビットコインをほぼすべて売却する方針を示した

基本情報

企業ライオット・プラットフォームズ(RIOT)
相手先Anthropic PBC(Claudeの開発元)
所在地テキサス州コーシカナのキャンパス
対象容量910MW(重要IT容量)
リース期間15年(5年の延長を2回選択可能)
契約締結2026年10月28日(子会社が署名)
拘束力発効2026年11月4日
報告書提出2026年11月4日(米国時間、10-Q)

記事作成時点の価格

記事作成時点(2026/11/05 23:01)の価格。出典: CoinGecko最新の価格ではありません(時刻は日本時間)。

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ライオットのテキサス大型リース、相手先はAnthropicと判明

ビットコインマイナーのライオット・プラットフォームズは、米国時間11月4日に提出した四半期報告書(10-Q)で、テキサス州コーシカナのキャンパスに関する大型リースの相手先を明記した。これまで匿名だった「フロンティアAIラボ」が、Anthropic PBCであることが具体的に示された形だ。Bitcoin Magazineによると、同社の決算発表では相手先を「有力なフロンティアAIラボ」としか記していなかった。

報告書によると、子会社が2026年10月28日にリース契約を結び、11月4日に取締役会の承認と技術仕様についての外部コンサルタントの確認を経て拘束力を持った。契約期間は15年で、Anthropicには5年の延長を2回行う選択肢がある。対象は910MWの重要IT容量で、基本賃料は1キロワットあたり月130ドルから始まり、年3%ずつ上がる設定だという。

ライオットは8月に締結した191MWのロックデール(Rockdale)リースでも同じ相手先を示している。Bitcoin Magazineは、契約済みの1,151MWのうち1,101MWがAnthropicとの契約だと整理しており、残る50MWはAMDが契約しているとしている。

建設費の払い戻しと12%利息条項、資金調達が焦点に

今回の契約では、ライオットがAnthropicの設置するデータセンター設備について、1メガワットあたり最大400万ドル、910MW全体で最大約36億ドルを払い戻す取り決めになっている。ただし払い戻しは、ライオットが「妥当な市場条件」で資金を調達できることが前提となる。

資金調達ができない場合、ライオットは払い戻しの代わりに家賃控除を与える。その控除額に年12%の利息を加えて、初期契約期間の残りの期間で償還する仕組みだ。Bitcoin Magazineは、この場合は実質的にAnthropicが建設資金を負担し、家賃から年率2桁の利回りで回収する形になると解説している。

一方、ライオットは基本計画として、リース賃料を裏付けにした親会社の資産に遡らない借入(ノンリコース型プロジェクト債)で払い戻しを賄う考えを示している。総資本需要は1MWあたり約600万ドル、全体で約55億ドルと見積もられており、現時点でプロジェクトのために株式を発行する予定はないとした。

引き渡し遅延時の家賃控除と解約条件、テナント側に有利な内容

報告書によると、設備は3段階で引き渡される。最初の400MWは2027年6月28日、次の200MWは2027年12月24日、残る310MWは2028年7月30日を目標としている。目標から60日を超えて遅れた場合、Anthropicは未引き渡し分について段階的な家賃控除を受けられ、上限は基本賃料270日分とされる。

目標から270日以内に引き渡されない段階については、Anthropicが30日前の通知でその段階の契約を解除できる。不可抗力による猶予は最大365日まで認められる。また、ライオットは相手の同意なしに電力の使用量を抑えたり、電力需要調整プログラムに登録したりすることができない。テキサス州の電力網に電力を売って収益を得る事業を一部で展開してきた同社にとって、この制約の大きさが注目される。

一定の関係者が関わる支配権の変更があった場合、Anthropicは契約を終了させるか、施設の権益を公正市場価値の95%で買い取れる。一方、ライオット側が契約を解除できるのは、支払いの不履行が是正されない場合や破産などに限られるという。

ビットコイン(BTC)売却を続けるライオット、保有量の行方に注目

ライオットは、データセンター建設の資金を確保するため、今年ビットコイン(BTC)を売却してきた。報告書では、2026年1〜9月に計20,264BTCを約15億ドルで売却し、第1四半期には3,778BTCを売ったとされる。9月末時点の保有は2,418BTCで、評価額は約2億200万ドルだとBitcoin Magazineは伝えている。

報告書では、採掘したビットコインは「ほぼすべて売却を続ける」方針が示され、近い将来に大きな保有を積み上げる見込みは低いとされた。保有資産の評価益で利益を出している他のマイナーとは、戦略が異なる構図だ。

今後の注目点は、貸し手がコーシカナの建設資金を、12%利息条項が紙の上の条件にとどまる形で用意できるかどうかだとされている。ライオットとAnthropicの間で、今後どのような資金調達や工程の発表があるかは、現時点では明らかにされていない。

よくある質問

Q.ライオットのリース相手はどの企業ですか?
A.ライオットが2026年11月4日に提出した四半期報告書で、相手先はAnthropic PBCと明記された。Anthropicは対話型AI「Claude」を開発している企業である。
Q.リースの規模と期間はどれくらいですか?
A.対象は910MWのIT容量で、契約期間は15年、総額は約280億ドルと報じられている。Anthropicには5年の延長を2回行う選択肢がある。
Q.資金調達ができない場合はどうなりますか?
A.ライオットは建設費の払い戻しの代わりに家賃控除を与え、控除額に年12%の利息を加えて契約期間中に償還する仕組みになっている。

出典・参考情報

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