ビットコイン(BTC)のS&P 500対比勝率が50%に回復、中間選挙後のデータも

ビットコイン(BTC)が直近90営業日のうち半数で米株価指数S&P 500を上回り、勝率が50%に回復したと報じられている。オンチェーン分析企業グラスノード(Glassnode)のデータで、集計は11月4日までの90セッションが対象。同じ時期には米中間選挙で民主党が上下両院を制したことを受け、過去の中間選挙後に株式が上昇した傾向を示すデータも注目されている。
この記事のポイント
- 直近90営業日のうち半数で、ビットコインがS&P 500を上回ったとグラスノードが集計
- 勝率は2025年3月以降50%を超えておらず、今回は負け越しが続いた流れからの改善と位置づけられる
- 民主党が両院を制した過去7回の中間選挙後、S&P 500は3か月後に平均10.7%上昇したとされる
- BTCとS&P 500の20日間相関係数は0.63で、8月以降に強まったと報じられている
基本情報
| 銘柄 | ビットコイン(BTC) |
|---|---|
| 集計元 | グラスノード(Glassnode) |
| 集計期間 | 直近90営業日(11月4日まで) |
| 勝率 | 50%(S&P 500対比、セッション単位) |
| 相関係数 | 0.63(20日間ローリング、TradingView) |
| 報道元 | Cointelegraph(2026年11月5日 19時28分 JST) |
記事作成時点の価格
記事作成時点(2026/11/05 21:20)の価格。出典: CoinGecko最新の価格ではありません(時刻は日本時間)。
| 銘柄 | 価格(米ドル) | 価格(円) | 24時間の変化率 |
|---|---|---|---|
| BTCビットコイン | $80,103 | ¥12,688,642 | +2.46% |
グラスノード集計で勝率が50%に回復、過去90営業日の内訳
オンチェーン分析企業グラスノードのデータによると、直近90営業日のうちビットコイン(BTC)が株価指数S&P 500より高いリターンを記録した日の割合は50%だった。11月4日(水)までの90セッションを対象とした集計で、ビットコインが負け越す日が多い状態が長く続いていた流れからの改善と位置づけられている。
グラスノードは定期ニュースレター「The Week Onchain」で、勝率が2025年3月以降は50%を超えていなかったと説明した。同社は、勝率が50%を超えた状態を維持すれば、ビットコインが株式に対して再び強さを示すことになると述べている。
報道によると、1セッションあたりの平均上昇率もS&P 500よりわずかに高かったという。ただし、集計期間は90営業日と限られており、長期的な傾向を示すものかどうかは現時点では明らかにされていない。
中間選挙後の株価は上昇する傾向か、過去データを確認
今回の中間選挙では民主党が上下両院で勝利したと報じられている。暗号資産運用会社カピリオル・インベストメンツ(Capriole Investments)のデータでは、1922年以降に行われた中間選挙26回(今回を除く)のうち、共和党の大統領の下で民主党が両院を制したのは7回あったとされる。
その7回の後、S&P 500は3か月後に平均10.7%、6か月後に平均17.5%、1年後に平均15.5%上昇していたという。カピリオルの創業者チャールズ・エドワーズ氏は、Xへの投稿で今回の選挙結果は市場にとって過去に例を見ないほど好ましいものだったとの見方を示した。
ただし、サンプルは7回と少なく、過去の結果が今後の株価を保証するものではない。市場が反応した具体的な理由は報道では示されておらず、統計だけで因果関係を判断することはできない。
株式との連動性が強まる、相関係数0.63の意味
トレーディングビューのデータによると、ビットコインとS&P 500の20日間ローリング相関係数は0.63だった。相関係数は1に近いほど同じ方向に動く傾向が強いことを示す指標で、この数値は8月以降に明確なプラス方向へ強まっているという。
報道では、8月に米財務省が国債の買い戻しを拡大した局面で、暗号資産と株式がともに上昇したことと重なるとされている。株式と連動しやすい局面では、暗号資産の値動きも株価指数の影響を受けやすくなる。
勝率と相関係数は、集計期間や算出方法が異なる別の指標である。両者を組み合わせた見方も含め、現時点では報道機関が示した数値の範囲で理解する必要がある。
今後確認したいポイント、勝率の推移と株式との相関
今後は、グラスノードが示す勝率が50%を超えた状態を維持するかどうかが一つの確認材料になる。同社は定期ニュースレターで勝率を発信しており、推移を継続して追うことができる。
また、20日間の相関係数が高い水準で推移するかも注目点になる。中間選挙後の株価上昇に関するカピリオルの統計が、今後の値動きにどこまで当てはまるかも、データの更新を見ながら確認する必要がある。
よくある質問
- Q.ビットコインの勝率はどの期間のデータ?
- A.グラスノードの集計で、11月4日までの直近90営業日(米国株式市場の取引日)を対象としたものです。同社の定期ニュースレターで示されました。
- Q.中間選挙後に株価が上がった例はどれくらいある?
- A.カピリオル・インベストメンツのデータでは、1922年以降の中間選挙26回(今回を除く)のうち、共和党大統領の下で民主党が両院を制したのは7回でした。その後S&P 500は3か月後に平均10.7%上昇したとされています。
- Q.相関係数0.63とはどういう意味?
- A.2つの値動きがどれだけ同じ方向に連動しているかを示す指標で、1に近いほど連動が強いことを表します。報道では、TradingViewのデータで20日間ローリングの方法により算出された数値です。
出典・参考情報
- Cointelegraphビットコイン、S&P 500に対する勝率が回復—中間選挙後の歴史的データは株式に有利
原題: Bitcoin win rate vs. S&P 500 recovers as post-midterm history favors stocks
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