CRYPTIQINTELLIGENCE
価格を取得中…
ニュース解説セキュリティ・事件 公式発表あり

ブラジル取引所メルカド・ビットコイン、流出被害3630万ドルと発表 顧客負担なし

公開 文: 出典: CoinPost、Chainalysis、あたらしい経済 ほか6件コメント
ブラジル取引所メルカド・ビットコイン、流出被害3630万ドルと発表 顧客負担なし
画像: AI生成イラスト

ブラジルの大手暗号資産取引所メルカド・ビットコイン(Mercado Bitcoin)は11月4日、2日に検知した不正流出の被害資産が3,630万ドル(約57億円)相当に上ると発表しました。このうち1,290万ドル分の移動を止めたとし、損失を顧客に負わせない方針も示しました。サービスは停止が続いており、安全確認が済んだ機能から順に再開する計画です。

この記事のポイント

  • メルカド・ビットコインは11月4日、流出被害が3,630万ドル相当と公式Xで発表した
  • 被害資産のうち1,290万ドル分をブロックしたと同社は説明している
  • 同社は顧客に損失はなく、ハッキングの被害を顧客が負担することはないとした
  • チェイナリシスは17のブロックチェーンで約4,900万ドルが流出したと推計した
  • サービスは停止中で、安全確認を通過した機能から段階的に再開する方針だ

基本情報

取引所メルカド・ビットコイン(ブラジル)
事案検知日2026年11月2日
被害額発表日2026年11月4日(公式X)
同社発表の被害3,630万ドル(約57億円)相当
ブロック済み1,290万ドル相当(同社発表)
外部推計約4,900万ドル、17チェーン(チェイナリシス)
顧客への影響顧客の損失なし、被害は顧客負担としないと説明
サービス状況停止中、段階的に再開予定

記事作成時点の価格

記事作成時点(2026/11/05 05:10)の価格。出典: CoinGecko最新の価格ではありません(時刻は日本時間)。

銘柄価格(米ドル)価格(円)24時間の変化率
BTCビットコイン$80,146¥12,701,763+3.22%
ETHイーサリアム$2,412¥382,218+5.37%

メルカド・ビットコインが発表した流出被害額と凍結状況

CoinPostによると、ブラジルの大手暗号資産取引所メルカド・ビットコインは11月4日、公式Xで不正流出の被害状況を公表しました。2日に検知した攻撃で失われた資産は、同社の集計で3,630万ドル(約57億円)相当に達しています。一方で、このうち1,290万ドル分の資産はブロックできたとしています。

同社は検知直後にセキュリティとガバナンスの手順を発動し、当局へ報告したと説明しました。プラットフォームの停止は利用者を守るための措置と位置付けており、安全に再開できると確認できるまで停止を続ける考えです。顧客に損失は生じておらず、被害を顧客に負担させることはないとも明言しました。

17チェーンに及んだ攻撃とチェイナリシスの追跡

ブロックチェーン分析企業チェイナリシス(Chainalysis)は自社ブログで、11月2日未明から攻撃者が17のブロックチェーン上の資産を何度かに分けて移動させたと説明しました。同社の推計による流出額は約4,900万ドルで、取引所の発表とは開きがあります。最も大きな流出はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)で、Base、Tron、Polygonといったチェーンの資産も対象になったとしています。

チェイナリシスによると、米東部時間の午前2時30分にメルカド・ビットコインの幹部から連絡を受け、30分以内に法執行機関へ凍結可能なアドレスを伝えました。発行体が凍結できるステーブルコイン(法定通貨などに価値を連動させた暗号資産)を優先して追跡し、Tetherは盗まれたUSDTのうち400万ドル超を凍結したといいます。同社はPaxos、Anchorage Digital、Ripple、Circleとも連絡を取り、関与した凍結は合計で1,000万ドル近くに上ったと説明しています。

報道ごとに異なる被害額推計と補償をめぐる論点

被害額は、情報源と時点によって数字が分かれています。CoinDeskやDecryptは発覚直後に約4,000万ドル規模、The Blockは4,600万ドル規模と報じました。CoinPostは、セキュリティ企業Hypernativeが63億円超と推計したと伝えています。取引所自身の集計である3,630万ドルは、現時点での数字として示されたものです。

顧客に損失を負わせないという方針は、利用者にとって最も重要な点です。ただしThe Defiantは、この約束について補填の原資や償還時期が明記されていないと指摘しています。どの資金で穴埋めするのか、出金がいつ可能になるのかは、現時点では明らかにされていません。攻撃の侵入経路や原因についても、公式な説明はまだ出ていません。

サービス再開の見通しと今後の確認ポイント

メルカド・ビットコインは、各機能が必要な安全確認を通過した段階で、サービスを順次復旧させる方針です。具体的な再開日程は示されていません。利用者は、入出金や取引がどの順番で再開されるかを同社の公式発表で確認する必要があります。

資産の追跡も続いています。同社はプロトコルや世界の取引所と連携して攻撃関連の資産を特定・凍結しており、他のオンチェーンサービスにもアドレスのブロックを求めています。チェイナリシスも残りの資金の動きを監視し続けるとしています。今後は、凍結額の上積み、原因調査の結果、顧客補償の具体策が焦点になります。

よくある質問

Q.メルカド・ビットコインの流出被害額はいくら?
A.同社は11月4日、被害資産を3,630万ドル(約57億円)相当と発表しました。チェイナリシスは約4,900万ドルと推計しており、情報源によって数字に差があります。
Q.メルカド・ビットコインの顧客の資産は補償される?
A.同社は顧客に損失はなく、ハッキングの被害を顧客が負担することはないと説明しています。ただし補填の原資や時期は現時点で明らかにされていません。
Q.メルカド・ビットコインのサービスはいつ再開する?
A.具体的な日程は発表されていません。同社は安全確認を通過した機能から段階的に再開する方針を示しています。
Q.盗まれた資産はどのくらい凍結された?
A.同社は1,290万ドル分をブロックしたと発表しました。チェイナリシスは、Tetherによる400万ドル超のUSDT凍結を含め、1,000万ドル近くの凍結に関与したとしています。

出典・参考情報

関連ニュースを探す:BTCETHUSDTMercado Bitcoin

コメント

コメントは利用者個人の意見であり、投資助言ではありません。売買の勧誘・紹介コード・外部サイトやDMへの誘導は禁止です。(ガイドライン)