サムスン、ウォレットでソラナ上のUSDC対応を開始 米国Galaxy利用者向け

サムスンのスマートフォン向けウォレット「Samsung Wallet」で、米国のGalaxy利用者がソラナ(SOL)ネットワーク上のステーブルコイン「USDC」を購入・保有・送受信できるようになった。別の暗号資産アプリを入れたり秘密鍵を管理したりする必要はないとされる。対象端末は約8,200万台に上る。
この記事のポイント
- サムスンのウォレットで米国のGalaxy利用者向けにUSDCの口座機能が稼働
- 対象は米国内の対応端末で、Android 13以降と18歳以上の居住者が条件
- Samsung側の送金手数料はなく、クレジットカードでのチャージには4%の手数料がかかる
- 保管は提携先のBastionとCoinbaseが担い、銀行口座ではなく暗号資産ウォレットと位置付けられる
基本情報
| 銘柄 | USDC(ソラナ上で発行・送受信) |
|---|---|
| 提供開始 | 11月5日(米国時間の木曜)、米国のGalaxy利用者向け |
| 対象端末 | 米国内の約8,200万台の対応Galaxy端末 |
| 提携先 | Bastion(カストディ)、Coinbase(サブカストディ) |
| 送金手数料 | Samsung側はなし(外部事業者は別途の場合あり) |
| カード手数料 | チャージ時4%、出金にも手数料あり |
| 提供除外 | ニューヨーク州の居住者 |
| 銀行送金 | 60以上の国と地域の口座へ送金可能 |
記事作成時点の価格
記事作成時点(2026/11/05 22:10)の価格。出典: CoinGecko最新の価格ではありません(時刻は日本時間)。
| 銘柄 | 価格(米ドル) | 価格(円) | 24時間の変化率 |
|---|---|---|---|
| SOLソラナ | $95.28 | ¥15,095 | +2.84% |
サムスンのウォレットでUSDCの口座機能が利用可能に
Decryptの報道によると、サムスンのモバイル向けウォレット「Samsung Wallet」で、米国在住の対象Galaxyユーザー向けにステーブルコインの口座機能が稼働した。対応するのはソラナのブロックチェーン上で扱われるUSDCで、利用者は別の暗号資産アプリを入れたり秘密鍵を管理したりせずに、購入、保有、送金、受け取りができるとされる。対象は米国内の約8,200万台の端末だという。
同社は10月7日にソラナを使ったUSDC送金への対応を発表しており、夏ごろからはウォレットでのステーブルコイン対応計画も示されていた。USDCは米ドルに価値を連動させて安定を図るステーブルコインで、今回の機能はその保有と送金を、スマートフォンの標準ウォレットから行えるようにする位置付けだ。
送金手数料とチャージ費用、利用条件の要点
報道によると、Samsung Wallet内の米国ユーザー同士、および対応する外部の暗号資産ウォレットへのUSDC送金にはSamsung側の手数料がかからない。ただし外部の事業者が別途手数料を取る場合があるとされる。銀行口座への送金は60以上の国と地域で可能で、受取側は現地通貨を受け取れるが、手数料は送金先によって異なるという。
一方、クレジットカードでUSDCを購入する場合は、Samsung Payを経由する場合も含めて4%の手数料がかかる。銀行口座やデビットカードへの出金にも手数料が発生する。新規利用者が初回に50ドル以上チャージすると25ドル相当のUSDCを受け取れる特典も紹介されている。利用にはAndroid 13以降が必要で、18歳以上の米国居住者が対象となるが、ニューヨーク州の居住者は除外されている。
保管の仕組みと暗号資産ウォレットという位置付け
サービスは、ライセンスを持つステーブルコインのカストディ事業者Bastionと、Coinbaseが組んで提供する形だ。Coinbaseは、Bastionのサブカストディアンとして、Coinbase Prime Vaultを通じてUSDCを保管すると説明されている。
サムスンの開示資料では、この口座は銀行口座ではなく暗号資産ウォレットであることが強調されているという。預金保険のような保護が付くかどうかは、今回の報道からは判断できない。利用者は資産の性質や保管の仕組みを事前に確認する必要がある。
今後の拡大計画と確認したいポイント
サムスンは、オンラインや店舗でのステーブルコイン決済を検討しているとし、現地の規制に従う前提で他の市場への拡大も計画している。ただし、対象国や開始時期は現時点で具体的に明らかにされていない。
ソラナ財団の社長であるLily Liu氏は、ステーブルコインは技術として機能することが示されてきたが、主流に届く手段が欠けていたと話したと報じられている。ソラナ側はサムスンの規模でこの体験を提供できる点を評価しているとされるが、これは関係者の見方であり、利用の広がりは今後の状況を見て判断する必要がある。
よくある質問
- Q.サムスンのUSDCの送金手数料はかかりますか?
- A.報道によると、Samsung Wallet内の米国ユーザー同士や対応する外部ウォレットへの送金にはSamsung側の手数料がかからない。ただし外部事業者が手数料を取る場合があり、銀行口座への送金は送金先によって手数料が異なるとされる。
- Q.対象となるのはどの地域の利用者ですか?
- A.対象は米国在住の18歳以上で、Android 13以降に対応したGalaxy端末の利用者とされる。ニューヨーク州の居住者は対象外と報じられている。
- Q.このサービスは銀行口座ですか?
- A.サムスンの開示資料では、銀行口座ではなく暗号資産ウォレットであることが示されているという。保管はBastionと、そのサブカストディアンとなるCoinbaseが担う。
出典・参考情報
- DecryptSamsung Walletがソラナ上のUSDC対応、ステーブルコインが一般向けに
原題: Stablecoins Go Mainstream as Samsung Wallet Adds USDC on Solana
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