CRYPTIQ
価格を取得中…
ニュース解説相場・マーケット

アメリカンビットコイン、7~9月期に純利益1.26億ドルで黒字転換

公開 文: 出典: CoinPost、Decrypt、Bitcoin Magazine ほか2件コメント
アメリカンビットコイン、7~9月期に純利益1.26億ドルで黒字転換
画像: AI生成イラスト

トランプ一族関連企業のビットコイン・マイニング企業アメリカンビットコインは、2026年7~9月期決算で純利益1億2,600万ドル(約199億円)を計上し、前四半期の赤字から黒字に転換した。CoinPostによると、11月4日に発表された。黒字の大半は保有するビットコインの評価益によるもので、本業のマイニング収益は前期比で減少している。

この記事のポイント

  • アメリカンビットコインの7~9月期は純利益1億2,600万ドルで、前四半期の赤字から黒字に転換した
  • 黒字転換の主因は保有するビットコインの評価益などを含む約1億9,730万ドルのデジタル資産関連利益
  • マイニング収益は前期比5.4%減の6,340万ドル、採掘コストは1BTCあたり約4万2,100ドルに上昇
  • 保有ビットコインは8,427BTCに増え、四半期中の新規購入はなかったと報じられている

基本情報

企業アメリカンビットコイン(ABTC)
発表日11月4日(CoinPostによる)
対象期間2026年7~9月期
純利益1億2,600万ドル(約199億円)、前四半期は5,720万ドルの赤字
調整後EBITDA2億2,080万ドル(約349億円)の黒字
マイニング収益6,340万ドル、前四半期比5.4%減
保有BTC8,427BTC(6月末から約425BTC増)
採掘コスト1BTCあたり約4万2,100ドル(前期3万6,500ドル)

記事作成時点の価格

記事作成時点(2026/11/06 16:20)の価格。出典: CoinGecko最新の価格ではありません(時刻は日本時間)。

銘柄価格(米ドル)価格(円)24時間の変化率
BTCビットコイン$75,390¥11,913,481-6.45%

2026年7~9月期決算の要点 評価益で黒字転換

CoinPostによると、トランプ一族関連企業のアメリカンビットコインは11月4日に2026年7~9月期の決算を発表した。純利益は1億2,600万ドル(約199億円)で、4~6月期の5,720万ドルの赤字から黒字に転換した。調整後EBITDA(利息・税金・減価償却費を引く前の利益から一部項目を調整した指標)も、4~6月期の4,500万ドルの赤字から2億2,080万ドル(約349億円)の黒字になった。

黒字転換の主因は、保有するビットコインの評価益などを含むデジタル資産関連の利益で、約1億9,730万ドルに上った。前四半期はこの項目で7,120万ドルの損失を計上していた。Decryptは、今回の利益が本業のマイニングよりも、ビットコイン価格に連動する会計上の評価益に大きく依存していると分析している。

一方、本業にあたるマイニング収益は前四半期比5.4%減の6,340万ドル(約100億円)にとどまった。CoinDeskは、売上がアナリストの予想を下回ったと報じている。

マイニング事業の数字 採掘コストは15.3%上昇

採掘したビットコインの生産量は前四半期比4.4%減の約891BTCだった。Decryptによると、前期は932BTCだった。1BTCあたりの採掘コストは、前期の3万6,500ドルから15.3%増の約4万2,100ドルとなった。同社は夏場の電力コスト上昇が主因だと説明している。

粗利益率は前期の49%から41%に低下した。Decryptの報道によると、期末時点で約8万9,242台のマイナーと28.1エクサハッシュ毎秒の計算能力を保有している。

保有するビットコインは8,427BTCに増え、6月末から約425BTC積み増した。CoinPostによると、四半期中は採掘分の一部を売却して運営費に充てる一方、新規のビットコイン購入は行っていない。市場での株式売却による新規発行もなく、1株当たりのビットコイン量は約5%増えたと説明されている。

株価と利益の振れ幅、市場が注目する論点

同社はナスダックに「ABTC」の銘柄で上場し、マイニング企業Hut 8が過半数を保有している。Decryptによると、Gryphon Digital Miningとの合併を通じて上場した後、株価は上場時の価格を大きく下回る水準で推移している。7月には1株を15株にまとめる株式併合も実施したという。

今回の黒字は会計上の評価益が中心で、ビットコイン価格が下落すれば同じ仕組みで赤字に戻る可能性がある。Decryptもこの点を指摘している。採掘コストが電力価格の影響をどの程度受けるかや、マイニングで得たビットコインを売却せずに積み増せるかどうかも、今後の収益性を見るうえでの論点になりそうだ。

今後の注目点 保有BTCと次の決算

CoinPostによると、CEOのマイク・ホー氏は、今後も効率的なビットコインの蓄積、運営の柔軟性の維持、1株当たりのビットコイン量の長期的な成長を支える資本配分に注力すると述べた。

今回の報道では、次の決算日や具体的な採掘計画の日程は明らかにされていない。今後確認したいのは、保有BTCの増減、1BTCあたりの採掘コスト、マイニング収益の推移、株価の動きなどである。ビットコイン市場の変動によって評価損益も大きく変わるため、決算数字は時点ごとに見る必要がある。

よくある質問

Q.アメリカンビットコインの7~9月期の純利益はいくら?
A.純利益は1億2,600万ドル(約199億円)で、4~6月期の5,720万ドルの赤字から黒字に転換した。CoinPostによると、11月4日に発表された。
Q.黒字転換の理由は何?
A.保有するビットコインの評価益などを含むデジタル資産関連の利益約1億9,730万ドルが主因とされる。マイニング収益は前期比5.4%減の6,340万ドルだった。
Q.保有しているビットコインは何枚?
A.7~9月期末時点で8,427BTCで、6月末から約425BTC増えた。四半期中の新規購入はなかったと報じられている。

出典・参考情報

関連ニュースを探す:BTC

コメント

コメントは利用者個人の意見であり、投資助言ではありません。売買の勧誘・紹介コード・外部サイトやDMへの誘導は禁止です。(ガイドライン)