CRYPTIQ
価格を取得中…
ニュース解説規制・税制

元FBI捜査官が暗号資産247万ドルを盗んだ罪で有罪を認める

公開 文: 出典: Decrypt、The Defiantコメント
元FBI捜査官が暗号資産247万ドルを盗んだ罪で有罪を認める
画像: AI生成イラスト

米司法省は11月5日、元FBI捜査官のパトリック・ヤロック被告が、FBIの捜査で収集された暗号資産ウォレットの認証情報を悪用して約247万ドル相当を盗み、電信詐欺とマネーロンダリングの罪を認めたと発表した。Decryptなどが報じた。被告は量刑の言い渡しを待つ立場で、2027年3月4日に判決が予定されている。

この記事のポイント

  • 元FBI捜査官のパトリック・ヤロック被告が、電信詐欺とマネーロンダリングの罪を認めた。
  • 被告はFBIが捜査で集めた暗号資産の認証情報を使い、35件の捜査に関連して約100回の不正送金を行った。
  • 盗まれた金額は約247万ドルとされ、一部は政府管理のウォレットへ移された。
  • 量刑言い渡しは2027年3月4日に予定されており、罪の上限は禁錮20年とされる。

基本情報

被告パトリック・スティーブン・ヤロック(37歳)
発表2026年11月5日(木)、米司法省
罪状電信詐欺、マネーロンダリング
裁判所バージニア州アレクサンドリアの連邦裁判所
盗難額約247万ドル
不正送金約100回、FBI捜査35件の認証情報を使用
最高刑禁錮20年
量刑言い渡し2027年3月4日予定

記事作成時点の価格

記事作成時点(2026/11/06 20:10)の価格。出典: CoinGecko最新の価格ではありません(時刻は日本時間)。

銘柄価格(米ドル)価格(円)24時間の変化率
BTCビットコイン$76,002¥12,028,421-5.26%

有罪答弁の内容と盗難の手口を整理

検察によると、ヤロック被告はバージニア州アレクサンドリアの連邦裁判所で、電信詐欺とマネーロンダリングの罪を認めた。被告は37歳で、バージニア州アッシュバーン在住とされる。罪の上限は禁錮20年で、量刑言い渡しは2027年3月4日に予定されている。

被告はFBIのボストン支局に2017年から2025年初頭まで在籍し、その後は防諜・スパイ活動部門に異動した。異動後は、捜査で集められた暗号資産の認証情報が保管されたFBIのシステムにアクセスできる立場にあったという。検察は、遅くとも2024年12月以降、他の捜査の対象者や国家を背景とする主体が管理するウォレットから資産を盗んだと説明している。その中には、FBIが作戦用に作ったウォレットも含まれていたとされる。

検察によると、被告は35件のFBI捜査で得た認証情報を使い、約100回の不正送金を行った。盗んだ資産は別の暗号資産に交換され、さらに取引を重ねて出所を分かりにくくされたという。被告は、クレジットカードの返済や自動車ローンなどの支払いに一部を充てたとされる。

ChatGPTへの相談と海外移住の計画

検察の説明によると、被告は海外での新生活も計画していた。ChatGPTに投資で利益を最大化する方法やEU内での住む場所を尋ね、チャットボットがポルトガルでのブドウ園購入を提案したことを受け、現地の弁護士に税務番号の取得を委任したという。被告は9月にポルトガルへ渡航する手配もしていた。

事実関係の説明によると、この行為により複数のFBI捜査が損なわれた。対象には犯罪組織や国家を背景とする敵対勢力の捜査に加え、外国情報収集で使われた情報源や手法も含まれるとされる。個々の捜査にどの程度の影響が出たかは、現時点では明らかにされていない。

自首の経緯と押収された資産の内訳

宣誓供述書によると、被告は7月29日に司法省国家安全保障局の元同僚に対し、暗号資産のウォレットで非常に悪い判断をしたと打ち明けた。その後、FBI本部に自ら申告した。敵対国の暗号資産口座に対して当局が動けない状況にいら立ち、自分で解決しようとしたと説明したとされる。自首の時点で被告は10〜12件、100万ドル未満の送金にとどまると話していたが、実際の規模はそれより大きかった。

捜索では、ハードウェアウォレットのTrezorやパスポート3冊、シードフレーズを記した紙などが押収された。Krakenの口座には約18万8,600ドルがあり、大半はドルとUSDCだった。さらに、Suiブロックチェーン上のレンディングプロトコルSuilendに約93万3,800ドルが預けられていた。

当局は、これらの口座から約92万5,000ドルを政府管理のウォレットへ移したとされる。Krakenのドル残高約16万5,600ドルは同じ方法では移せなかったと宣誓供述書に記されている。被告はSuilendを選んだ理由について、ロゴが水滴だったからだと捜査官に話したと報じられている。

業界が注目する点と今後の確認ポイント

今回の事件は、捜査機関の内部にいた人物が暗号資産の認証情報を悪用したケースとして注目される。ブロックチェーン上の資産は一度移ると取り戻しにくいとされるが、今回は一部が政府管理のウォレットへ戻された点が報じられている。捜査で得た認証情報の管理体制などが、今後の論点として挙がる可能性がある。

今後の確認点は、量刑言い渡しが2027年3月4日に予定されていることだ。今回の盗難が他の捜査や関係者の資産にどう影響するかは、公式発表を待つ必要がある。Krakenに残るドル残高の扱いなど、記事作成時点で明らかにされていない点もある。

よくある質問

Q.有罪を認めた被告に科される可能性のある刑罰は?
A.報道によると、電信詐欺とマネーロンダリングの罪で、罪の上限は禁錮20年とされています。実際の量刑は、2027年3月4日に予定されている言い渡しの時点で決まります。
Q.盗まれた金額はいくらとされていますか?
A.検察側の説明によると、盗まれた暗号資産は約247万ドルです。被告はFBIの35件の捜査に関連する認証情報を使い、約100回の不正送金を行ったとされています。
Q.押収された資産はどう扱われましたか?
A.宣誓供述書によると、当局は被告が保有していた口座から約92万5,000ドルを政府管理のウォレットへ移しました。Krakenのドル残高約16万5,600ドルは、同じ方法では移せなかったとされています。

出典・参考情報

関連ニュースを探す:BTCUSDCKraken

コメント

コメントは利用者個人の意見であり、投資助言ではありません。売買の勧誘・紹介コード・外部サイトやDMへの誘導は禁止です。(ガイドライン)