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米IREN、年末までにビットコイン採掘を実質撤退しAI移行へ

公開 文: 出典: CoinPost、The Block、The Defiantコメント
米IREN、年末までにビットコイン採掘を実質撤退しAI移行へ
画像: AI生成イラスト

暗号資産マイニング企業のIRENは、2026年7~9月期の決算で、ビットコイン採掘からAIインフラ事業への実質的な移行を年内に完了させる方針を示した。同社によると、四半期のAIクラウド売上は約2億ドルと前四半期比182%増となった一方、採掘収益は2,800万ドルに減少した。

この記事のポイント

  • IRENは7~9月期決算で、年末までにビットコイン採掘からAI事業へ実質移行する方針を示した
  • 7~9月期のビットコイン採掘収益は2,800万ドルで、前四半期から58%減った
  • AIクラウド売上は約2億ドルと前四半期比182%増え、マイクロソフト向け施設の引き渡しが寄与した
  • 純損失は2.63億ドルで、前四半期の6.84億ドルから赤字幅が縮小した

基本情報

銘柄ビットコイン(BTC)
企業IREN(旧Iris Energy)
発表日2026年11月5日(7~9月期決算)
採掘量402BTC(前年同期は2,039BTC)
採掘収益2,800万ドル(約44億円)
AIクラウド売上約2億ドル(前四半期比182%増)
純損失2.63億ドル(約415億円)
移行目標2026年12月31日までにほぼ完了

記事作成時点の価格

記事作成時点(2026/11/07 13:18)の価格。出典: CoinGecko最新の価格ではありません(時刻は日本時間)。

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IRENが7~9月期決算で示した採掘からの移行計画

暗号資産(仮想通貨)マイニング・データセンター企業のIREN(旧Iris Energy)は11月5日、2026年7~9月期の決算を発表した。同社はビットコイン(BTC)の採掘からAIインフラ事業への実質的な移行を年内に完了させる考えを示した。CoinPostの報道によると、同社は米証券取引委員会(SEC)への提出書類で、一部のデータセンターでは移行期間中も採掘を続けると説明している。

採掘量は7~9月期に402BTCで、前年同期の2,039BTCから大きく減った。平均ハッシュレートも45.3EH/sから8.8EH/sに低下した。同社は採掘したビットコインを毎日売却しており、9月30日時点で貸借対照表上のビットコインは保有していないという。採掘収益は2,800万ドル(約44億円)で、前四半期比58%減、前年同期比88%減となった。

AIクラウド売上の急増と契約の稼働計画

AIクラウド事業の売上高は約2億ドル(約317億円)に達し、前四半期比で182%増えた。報道によると、主因はマイクロソフトとのクラウド契約で「Horizon 1」の施設を引き渡したことだという。オペレーショナルARR(現在稼働中のGPUが契約単価で1年間フル稼働した場合の売上)は10億ドル(約1,590億円)に達した。

契約済みARRは40億ドルを超えており、同社は2027年1月末までに稼働させることを目指している。ただし顧客の要望やサプライヤーの供給時期によっては2月末までずれ込む可能性があるとしている。一方、AI企業アンソロピックとの複数年のクラウド契約が、10月に関係筋の情報として報じられた。ただし取引の内容は明らかにされていない。

赤字幅が縮小した要因と総資産の内訳

7~9月期の純損失は2.63億ドル(約415億円)で、前四半期の6.84億ドルから縮小した。主な内訳は減価償却費1.48億ドルと、非現金の株式報酬1.06億ドルだった。前四半期には採掘機器の廃止に伴う一時的な4.5億ドルの減損があり、その反動が赤字幅縮小の背景とされる。

9月末時点の総資産は206億ドル(約3兆円)で、うち60億ドルがデータセンター関連資産だという。同社は土地・電力・データセンターを自社で保有しており、資金調達の選択肢を広げられると説明している。米コア・サイエンティフィックも5日の決算説明会で、採掘からの撤退を年末までに完了する見通しを示した。同じ時期に採掘事業者の転換を示す動きが出ている。

今後の注目点:年末に向けた移行の進み具合

今後の焦点は、12月31日までに採掘からの移行をほぼ完了できるかどうかだ。同社は2027年会計年度(2026年7月1日~2027年6月30日)には、ごく小規模なビットコイン採掘のみになると予想している。

AI向けの契約残高を実際の売上につなげられるかも確認点になる。40億ドル超の契約済みARRの稼働時期が1月末から2月末にずれ込む可能性があると示されており、稼働の進捗や次回以降の決算の数字が注目される。採掘収益の減少がAI事業の伸びでどこまで補われるかも、読み取るポイントとなる。

よくある質問

Q.IRENはいつまでにビットコイン採掘から移行する?
A.同社は2026年12月31日までに移行をほぼ完了させることを目指している。2027年会計年度には、ごく小規模なビットコイン採掘のみが予想されるという。
Q.IRENの7~9月期の純損失はいくら?
A.純損失は2.63億ドル(約415億円)で、前四半期の6.84億ドルの損失から縮小した。減価償却費や非現金の株式報酬が大きな割合を占めている。
Q.AIクラウド事業の売上はどのくらい伸びた?
A.AIクラウド事業の売上は約2億ドル(約317億円)で、前四半期比182%増となった。主にマイクロソフトとのクラウド契約で施設を引き渡したことによるという。

出典・参考情報

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