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バイナンス、ハッキング後の純流出約53億ドル 時間当たり入金が出金を上回る

公開 文: 出典: CoinDesk、CoinPost、Cointelegraphコメント
バイナンス、ハッキング後の純流出約53億ドル 時間当たり入金が出金を上回る
画像: AI生成イラスト

海外大手取引所バイナンスで、ハッキング被害後に出金を再開してから約46時間の純流出が52億7,600万ドルに達しました。CoinDeskによると、この間の出金は約110億ドルに上りました。一方で同社は11月3日、時間当たりの入金額が出金額を上回り始めたと公式Xで説明し、出金を再開する銘柄も追加しています。

この記事のポイント

  • 11月1日15時から3日13時(日本時間)までの純流出は52億7,600万ドルでした。
  • 同期間の出金は109億7,000万ドル、入金は56億9,500万ドルと集計されています。
  • 3日12時台は入金1億9,300万ドルが出金1億8,300万ドルを上回りました。
  • 3日13時以降、LINKやSHIB、JUP、BONKなどが出金再開の対象に加わりました。
  • バイナンスは盗まれた資産の損失を利用者に負担させない方針を改めて示しています。

基本情報

取引所Binance(バイナンス)
被害表面化2026年10月30日
推計被害額約63億ドル
集計期間11月1日15時〜3日13時(日本時間)
出金額109億7,000万ドル
入金額56億9,500万ドル
純流出額52億7,600万ドル
追加再開銘柄LINK、SHIB、JUP、BONKなど

バイナンスの純流出は約53億ドル、46時間の資金動向

CoinDeskによると、ハッキング被害を受けたバイナンスでは、出金再開後の約46時間で110億ドル近い資金が引き出されました。入金を差し引いた純流出額は約53億ドルに達しています。

バイナンスが公開した集計では、日本時間11月1日15時から3日13時までに出金が109億7,000万ドル、入金が56億9,500万ドルでした。差し引きの純流出は52億7,600万ドルです。1時間当たりの出金が最も多かったのは1日17時台で、12億4,300万ドルに上りました。

その後、出金の勢いは弱まりました。3日12時台には入金が1億9,300万ドル、出金が1億8,300万ドルとなり、入金が上回っています。リチャード・テンCEOも、時間当たりの入金が出金を上回り始めたと述べました。同社はこの動きを利用者の活動の改善と資金の流れの安定を示すものと位置付けています。

約63億ドル流出から段階的な出金再開までの経緯

今回の問題は10月30日に表面化しました。バイナンスは推計被害額を約63億ドルとし、入出金を一時停止しました。その後、入金サービスは事件の影響を受けず継続していたと説明しています。

出金は11月1日に第1段階として再開されました。対象はビットコインやイーサリアム、BNBスマートチェーン、ソラナなど15のネットワークです。日本時間15時から順次再開し、同日21時36分までに第1段階の対象すべてで出金が可能になりました。ただし、ネットワークごとに出金できる銘柄は異なります。

あたらしい経済によると、再開直後の約9時間半だけで純流出は約36億4,000万ドルとなりました。これは10月28日時点の準備金証明(PoR、取引所が利用者資産の裏付けを保有しているかを示す仕組み)に基づく管理資産総額1,710億ドルの約2.1%に当たります。なお、この純流出は利用者による出入金の差額であり、ハッキングによる不正流出とは別物です。

出金再開の対象拡大とLINK・SHIB・JUP・BONK

バイナンスは日本時間3日13時以降、安全確認が済んだ銘柄から順次出金を再開しています。新たな対象には、チェーンリンク(LINK)やシバイヌ(SHIB)、ソラナ上のジュピター(JUP)やボンク(BONK)などが含まれます。

同社は残るネットワークや銘柄についても、安全確認の完了に合わせて対象を広げる方針です。ただし、すべての銘柄で出金が再開される具体的な時期は、現時点では明らかにされていません。

資産補填とPoR、利用者が確認したい論点

バイナンスは11月1日、不正流出した資産の補填率が約95%に達したと発表しました。ここでいう補填は、盗まれた資産と同種の暗号資産を新たに調達して不足分を埋めることです。攻撃者から95%を取り戻したという意味ではありません。

同社はBTC、ETH、USDT、BNB、SOL、USDC、XRP、USD1、RLUSD、ZECの主要10資産について、利用者残高を100%裏付ける資産を確保したと説明しています。未補填分は流動性の低いトークンが中心で、市場取引や店頭取引(OTC)で購入を続けています。財源にはSAFU(利用者保護のための緊急基金)や保険基金の余剰資金、自己資金を充てるとしています。

一方、事件の原因は調査中とされてきました。同社は当初、ノートPCの侵害が関係した可能性を指摘しましたが、具体的な侵入経路は公表していません。約30億ドル相当が凍結されたものの、凍結は移転の制限であり、回収完了を意味しない点にも注意が必要です。今後は資金の流れが安定して推移するか、残る銘柄の出金再開や調査報告書の公開がどう進むかが焦点となります。

よくある質問

Q.バイナンスのハッキング後の純流出額はいくら?
A.バイナンスの集計では、日本時間11月1日15時から3日13時までの純流出は52億7,600万ドルです。出金109億7,000万ドルに対し、入金は56億9,500万ドルでした。
Q.バイナンスの出金はすべて再開している?
A.すべてではありません。11月1日に15ネットワークで再開し、3日13時以降はLINKやSHIB、JUP、BONKなどを追加しました。残りは安全確認が済み次第、順次再開する方針です。
Q.ハッキングの損失は利用者が負担する?
A.バイナンスは損失を利用者に負担させず、自社で負担する方針を示しています。SAFUや保険基金の余剰資金、自己資金を使い、不足資産の補填を進めています。

出典・参考情報

取引所の情報:Binance
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