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Liquid Network、約3.2億ドル流出後にBTC準備金の1対1担保を回復

公開 文: 出典: The Block、The Defiant、Decrypt ほか1件コメント
Liquid Network、約3.2億ドル流出後にBTC準備金の1対1担保を回復
画像: AI生成イラスト

ビットコイン(BTC)のサイドチェーン「Liquid Network」の運営連盟は11月3日、準備金が全額回復し、L-BTCとBTCの1対1の裏付けを取り戻したと発表しました。9月6日に約4,000BTC(当時約3億2,000万ドル)が引き出され、約598BTCが戻っていませんでした。穴埋めの資金源については、報道によって伝え方が分かれています。

この記事のポイント

  • Liquid連盟は11月3日、準備金が全額回復しL-BTCの1対1担保を取り戻したと発表した。
  • 9月6日に約4,000BTCが引き出され、翌日3,400BTCが返還、約598BTCが未返還だった。
  • The BlockはBlockstreamが資金を提供したと報じたが、連盟は補填方法を明示していない。
  • Blockstream CEOのアダム・バック氏は鍵の刷新など3つの防御策を説明した。
  • 連盟はガバナンス体制の見直しを進め、詳細を今後数週間で示すとしている。

基本情報

対象Liquid Network(ビットコインのサイドチェーン)
銘柄ビットコイン(BTC)、L-BTC
流出発生日2026年9月6日
流出規模約4,000BTC(当時約3億2,000万ドル)
返還分9月7日に3,400BTC(約2億6,900万ドル)
未返還分約598BTC
回復発表日2026年11月3日(Liquid連盟がXで発表)
開発企業Blockstream

記事作成時点の価格

記事作成時点(2026/11/04 20:00)の価格。出典: CoinGecko最新の価格ではありません(時刻は日本時間)。

銘柄価格(米ドル)価格(円)24時間の変化率
BTCビットコイン$78,502¥12,441,890+1.94%

Liquid連盟がBTC準備金の全額回復を発表

Liquid Networkを運営する「Liquid連盟」は11月3日、X(旧Twitter)の公式アカウントで、ネットワークのビットコイン準備金が全額回復したと発表しました。L-BTCはLiquid上でビットコインを表すトークンで、これですべてのL-BTCがBTCと1対1で裏付けられた状態に戻ったとしています。

Decryptによると、連盟は数週間前に、参加する事業者を通じたBTCとL-BTCの1対1の交換を再開していました。今回の発表はそれに続く節目と位置付けられています。BlockstreamのアダムCEOことアダム・バック氏は、資産と負債が100%で一致し、準備金不足が0.00BTCと表示されたダッシュボード画面を投稿しました。連盟は、自前のLiquidノードを運用する利用者なら準備金を直接検証できると説明しています。

9月の約3.2億ドル流出と未返還の598BTC

Decryptによると、9月6日、ホワイトハット(善意のハッカー)を名乗る人物らが連盟管理のウォレットから約4,000BTCを引き出しました。当時の価値で約3億2,000万ドルです。彼らはビットコインの取引に埋め込んだPGP署名付きのメッセージで、Blockstreamとやり取りしていたと報じられています。

翌7日、Blockstreamがブリッジのノードを修正したと表明した後、3,400BTC(約2億6,900万ドル)が返還されました。しかし約598BTCは手元に残されたままでした。LedgerのCTOシャルル・ギユメ氏は、残りが交渉による報酬であれば恐喝に近いとの見方を示しています。Blockstreamは身代金の支払いを拒否し、「それはホワイトハット行為ではない。窃盗だ」と声明で述べました。

穴埋めの資金源をめぐる報道の違い

不足分をどう埋めたかについては、報道によって伝え方が異なります。The Blockは、Blockstreamが資金を提供したと伝えました。一方でDecryptは、連盟が補填方法を明らかにしていないと報じています。CoinDeskも、最後に250BTCが送金されて穴が埋まったとしつつ、誰が費用を負担したかは連盟がまだ明らかにしていないと伝えました。

利用者にとっては、担保が1対1に戻ったという事実と並んで、資金の出どころが公式に説明されるかが確認ポイントになります。未返還の約598BTCについて、バック氏は10月20日のBloomberg Televisionのインタビューで調査中だと述べていました。その後の進展は、現時点では明らかにされていません。

再発防止策とAIをめぐるバック氏の警告

Decryptによると、バック氏はXで再発防止策を問われ、3つの防御策を挙げました。ペグアウト(L-BTCをBTCに戻す処理)の承認鍵を刷新してコールドのハードウェアウォレットで保管すること、証明検証キャッシュの無効化とノードのバグ修正、異常時に処理を止める方向へ合意ルールを強化したことです。複数の第三者監査も受けたとしています。

バック氏は教訓として、「AIが提案した修正は疑ってかかるべきだ」との趣旨を書き込みました。10月のインタビューでも、AIを使ったセキュリティ分析の波が業界の多くの企業に影響していると語っていました。連盟はガバナンス体制の近代化や追加の安全策を進めており、詳細は今後数週間で示すとしています。

よくある質問

Q.Liquid Networkの流出被害額はいくら?
A.9月6日に約4,000BTC(当時約3億2,000万ドル)が引き出されました。翌日に3,400BTCが返還され、約598BTCが戻らないまま残っていました。
Q.L-BTCは再びBTCと1対1で裏付けられている?
A.Liquid連盟は11月3日、準備金が全額回復し、すべてのL-BTCがBTCと1対1で裏付けられた状態に戻ったと発表しました。ノード運用者は準備金を直接検証できるとしています。
Q.不足分は誰が補填した?
A.The BlockはBlockstreamが資金を提供したと報じました。一方、DecryptやCoinDeskは、連盟が補填方法や負担者を明らかにしていないと伝えています。
Q.Liquid Networkはどんな仕組み?
A.Blockstreamが2018年に立ち上げたビットコインのサイドチェーンです。利用者が連盟管理のウォレットにBTCを預けると、同量のL-BTCを受け取れます。

出典・参考情報

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