Core Scientific(CORZ)、年末までにビットコイン採掘から撤退へ

Core Scientificは、11月5日に開いた2026年7〜9月期の決算説明会で、年末までにビットコイン採掘事業から撤退すると明らかにした(Bitcoin Magazineによると)。事業の中心はAI・高性能計算向けのデータセンター設備を貸し出すコロケーションに移っており、同期のコロケーション収益は2億1,540万ドルに達した。
この記事のポイント
- Core Scientificは2026年第4四半期にビットコイン採掘事業の縮小を完了し、年末までに撤退する方針
- 7〜9月期のコロケーション収益は2億1,540万ドルで、総収益の約92%を占めた
- 自社採掘の収益は1,230万ドルで、前年同期から約79%減少
- AMDが支援する530MWの契約など、AI向け大型契約の進捗が今後の焦点
- 2027年からは採掘の数字を含まない損益計算書になると経営陣は説明
基本情報
| 銘柄 | Core Scientific(CORZ) |
|---|---|
| 発表の場 | 2026年7〜9月期の決算説明会(11月5日) |
| 撤退時期 | 2026年第4四半期中に縮小を完了、年末までに撤退 |
| 総収益 | 2億3,290万ドル(7〜9月期) |
| コロケーション収益 | 2億1,540万ドル(前四半期比で約60%増) |
| 自社採掘収益 | 1,230万ドル(前年同期比で約79%減) |
| 調整後EBITDA | 1億3,360万ドル(利益率57%) |
| 情報元 | Bitcoin Magazine(決算資料と経営陣の説明をもとに報道) |
記事作成時点の価格
記事作成時点(2026/11/06 05:50)の価格。出典: CoinGecko最新の価格ではありません(時刻は日本時間)。
| 銘柄 | 価格(米ドル) | 価格(円) | 24時間の変化率 |
|---|---|---|---|
| BTCビットコイン | $76,164 | ¥12,019,861 | -4.88% |
決算説明会で示された採掘撤退の内容
Bitcoin Magazineによると、Core Scientificは11月5日の決算説明会で、2026年第4四半期中にビットコイン採掘の縮小を完了し、年末までに採掘事業から完全に撤退する方針を示した。最高財務責任者のジム・ナイガード氏は第4四半期中に縮小を完了すると説明し、最高経営責任者のアダム・サリバン氏も同じ時期に撤退を終える考えを示したという。
ナイガード氏によると、採掘機の稼働台数は9月末時点で2025年末よりほぼ半分に減っていた。同社は2027年から、採掘を含まない高密度コロケーション(データセンター設備の貸し出し)の専業企業として事業を続ける計画だとされる。
AI向けコロケーションへの転換と収益構造
決算資料によると、7〜9月期のコロケーション収益は2億1,540万ドルで、前四半期から約60%増えた。一方、自社採掘の収益は1,230万ドルにとどまり、前年同期の5,740万ドルから大きく減った。第三者向けのホスティング採掘は520万ドルを追加した。総収益2億3,290万ドルのうち、コロケーションが約92%を占める。
採掘部門は750万ドルの粗損失を計上した。一方、コロケーションの粗利益は1億2,840万ドルで、利益率は約60%だった。調整後EBITDAは1億3,360万ドルと前四半期の3倍超に増え、利益率も25%から57%に上がったと報じられている。
契約規模も示された。同社は9月末時点で485MWのコロケーション容量を提供しており、四半期中に90MW増えた。CoreWeaveとの建設分では約100MWが試運転中で、数か月以内に収益計上が始まる見通しだという。CoreWeaveとの契約590MWに、AMDが支援する5拠点530MWの契約を合わせると約1.1GWになる。両契約が全面稼働すれば、年間平均の収益は18億ドル、純営業利益は16億ドル規模になると経営陣は見込んでいるとされる。
経営陣の説明と今後の確認ポイント
サリバン氏は、採掘からの撤退を事業の単純化につなげ、より有望な長期成長機会に経営資源を向けるためだと説明した。ナイガード氏は、2027年から採掘の数字を含まない明快な損益計算書になることで、投資家が実際のコロケーション事業の収益水準を把握しやすくなるとの見方を示した。
貸借対照表からは、ビットコインがほぼ消えたことも分かる。デジタル資産は9月末時点で270万ドルと、3か月前の4,970万ドルや2025年末の2億2,200万ドルから減少した。撤退には費用も伴っており、第2四半期にはBlock/Protoのマイニングチップ供給契約の終了に関わる損失4,190万ドルを計上している。
流動性は第3四半期末で約17億ドル、うち現金は約8億ドルだった。AMD関連の拠点建設やPolaris買収で設備投資が重なったことも報じられている。今後は、第4四半期に採掘機を予定どおり停止できるか、AMD関連の資金調達の枠組みが期限内に整うかが焦点になる。ただし、進捗は次回以降の決算や開示で確認する必要がある。
よくある質問
- Q.Core Scientificはいつまでにビットコイン採掘をやめる?
- A.同社は2026年第4四半期中に採掘の縮小を完了し、年末までに採掘事業から撤退する方針を決算説明会で示した。内容は決算資料と経営陣の説明に基づく。
- Q.Core Scientificのコロケーション収益はどれくらい?
- A.7〜9月期のコロケーション収益は2億1,540万ドルで、前四半期から約60%増えた。総収益に占める割合は約92%とされる。
- Q.AMDが支援する契約はいつ稼働する?
- A.AMDが支援する530MWの契約は、2027年上半期に初期の引き渡しを目標とし、2028年末までに全面的な引き渡しを目指すとされる。
出典・参考情報
- Bitcoin MagazineCore Scientific(CORZ)、年末までにビットコインマイニング事業から撤退、コロケーション事業が2億1500万ドルに
原題: Core Scientific (CORZ) to Exit Bitcoin Mining by Year-End as Colocation Hits $215 Million
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